藤沢数希センセイの著書を愛撫しちゃうよ!
伝聞によれば、やれ詐欺師だ経歴詐称だ年齢詐称だと、
嘘つき呼ばわりのオンパレード。
また、表題の著書を読んだある女性は、「童貞の妄想」と下していた。
一方で、「恋愛工学プレイヤー」なる実践者が成果をあげている側面もあって、
信者的な人も結構多い。
女子の中にも「これやられたらヤバいわー」って声も。
こういう人って俺は大好きで、つい首をツッコミたくなってしまう。
みんなが欲しがるものは、取り合いになって鬱陶しいから手放してしまうタチ。
誰もが目を惹く美人もそう。
ひとクセ抱えてるのが目に見えてるタイプに惹かれてしまう。
友達少ないとなおよし。
どんな内容?
代理士の青年、渡辺が主人公。一途に恋人に尽くすも搾取され、永沢さんのモテっぷりを見て弟子入り。
その秘密に迫り、渡辺もそのノウハウ「恋愛工学」を受け継ぎ、実践してゆく……
感想
永沢さんの秘密にあまり触れられなかったのが残念だった。様々なテクニックと専門用語によるラベリングはユニークかつ厨二っぽく、
「具体的にモテるアイデア」に満ちている。
で、女性をモノとして扱っているかと思えば案外そうではなく、
むしろこの「恋愛工学」で培った技と、人に好かれるテクニックを、
適切な相手にこそ使って、ハッピーにしてあげようぜってあたりが根幹。
モテる人はさらにモテて、そうでない人はよりそうなっていく。
その仕組みがわりとハッキリと示されていて、
そこにアレルギーを感じる人はきっと多いと思う。
感じたこと
結局のところ「人は話し相手を求めている」ってところに尽きるのかも。SNSやLINEがこれだけ普及しているのに、
かえってストレスを抱えるケースも多いジレンマ。
そしたら、ちょっと通りすがりの人に声をかけてみてもいいかもしれない。
赤の他人だからこそ「誰にも言えなかったこと」を、
懺悔のように吐き出させてあげられるかもしれない。
そう考えたら、通りすがりの魅力的な価値ある女性だけでなく、
いま身の回りにいる人も、ハッピーにさせてあげられたらいいなと思った。
行為の有無はわりとどうでもよくて、
そういう対象になれるだけの信頼を得たなら、
出来る限りそれに応えてあげたいじゃないかって。
女好きならなおさらそうしたくなるはず。
モテ技術を盗むつもりが、こんな風に、なんか優しい気持ちになりましたとさ。
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