2017年1月10日火曜日

藤沢数希「ぼくは愛を証明しようと思う。」を愛撫してみる

「恋愛工学」でめっちゃ賛否両論ぶちかまされている、
藤沢数希センセイの著書を愛撫しちゃうよ!

伝聞によれば、やれ詐欺師だ経歴詐称だ年齢詐称だと、
嘘つき呼ばわりのオンパレード。

また、表題の著書を読んだある女性は、「童貞の妄想」と下していた。

一方で、「恋愛工学プレイヤー」なる実践者が成果をあげている側面もあって、
信者的な人も結構多い。
女子の中にも「これやられたらヤバいわー」って声も。

こういう人って俺は大好きで、つい首をツッコミたくなってしまう。

みんなが欲しがるものは、取り合いになって鬱陶しいから手放してしまうタチ。
誰もが目を惹く美人もそう。

ひとクセ抱えてるのが目に見えてるタイプに惹かれてしまう。
友達少ないとなおよし。

どんな内容?

代理士の青年、渡辺が主人公。
一途に恋人に尽くすも搾取され、永沢さんのモテっぷりを見て弟子入り。
その秘密に迫り、渡辺もそのノウハウ「恋愛工学」を受け継ぎ、実践してゆく……

感想

永沢さんの秘密にあまり触れられなかったのが残念だった。
様々なテクニックと専門用語によるラベリングはユニークかつ厨二っぽく、
「具体的にモテるアイデア」に満ちている。

で、女性をモノとして扱っているかと思えば案外そうではなく、
むしろこの「恋愛工学」で培った技と、人に好かれるテクニックを、
適切な相手にこそ使って、ハッピーにしてあげようぜってあたりが根幹。

モテる人はさらにモテて、そうでない人はよりそうなっていく。

その仕組みがわりとハッキリと示されていて、
そこにアレルギーを感じる人はきっと多いと思う。

感じたこと

結局のところ「人は話し相手を求めている」ってところに尽きるのかも。
SNSやLINEがこれだけ普及しているのに、
かえってストレスを抱えるケースも多いジレンマ。

そしたら、ちょっと通りすがりの人に声をかけてみてもいいかもしれない。
赤の他人だからこそ「誰にも言えなかったこと」を、
懺悔のように吐き出させてあげられるかもしれない。

そう考えたら、通りすがりの魅力的な価値ある女性だけでなく、
いま身の回りにいる人も、ハッピーにさせてあげられたらいいなと思った。

行為の有無はわりとどうでもよくて、
そういう対象になれるだけの信頼を得たなら、
出来る限りそれに応えてあげたいじゃないかって。

女好きならなおさらそうしたくなるはず。

モテ技術を盗むつもりが、こんな風に、なんか優しい気持ちになりましたとさ。

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